目次
1.インストール、アンインストール
2.ソフトウェア起動
3.ソフトウェア登録、登録の解除
4.各ウィンドウの説明
メインウィンドウ
装置設定ウィンドウ(操作割り当て)
値のチェック用ウィンドウ
MIDIコントロール説明
Note(Axis)設定画面、共通内容説明
Note(Rotate)設定画面
Note(Button)設定画面
ControlChange設定画面
Pitch設定画面
Velocity設定画面
Trill設定画面
5.各メニューの説明
6.デバイスセットアップエディタの使い方
7.活用のためのアドバイス
8.トラブルシューティング
OMSダウンロード(Macintosh) http://www.opcode.com/
ソフトウェアを削除したい場合、またより新しいバージョンをインストールしたい場合にはアンインストールを行って下さい。LiveSticksのメニュー内の「アンインストール」を選択することで削除が可能です(またはコントロールパネルの「アプリケーションの追加と削除」の機能でも可能です)。LiveSticksに関連したファイル、メニューが削除されますが、ハードディスク内のWindows\Application
Data\LiveSticksフォルダ内に格納されるセットアップ等の作業ファイルはそのまま残ります。より新しいバージョンや同じバージョンをインストールする場合でも、既に存在する同名のファイルについては上書きが行われません。登録情報を含めた初期設定は自動的に新しいバージョンに受け継がれます。
一番最初に設定されている内容は正しい割当てになっていませんので、ユーザーが正しい割当てに修正する必要が有ります。
接続機器の各スティック、ボタンを動かすと対応すリスト表記の色が変わりますので、色の変わった文字をダブルクリックすると左下に割当て可能なアクションがリストアップされますので、対応したアクションを割り当てて下さい。
よくわからない場合はとりあえずOKを押して先に進んで下さい。
その後メインの画面が立ち上がります。
ソフトウェアの登録解除は、ヘルプメニューの「登録を解除...」を選択して行います。ソフトウェアを使用するコンピュータの変更等で特定のコンピュータを登録版からデモ版に戻したい場合にお使い下さい。アプリケーションを起動し、LiveSticksが登録済みの場合、登録解除に関する説明と「登録を解除」「キャンセル」のボタンが出てきます。登録を解除したい場合は「登録を解除」ボタンを押しましょう。
周囲の1〜8と番号が打たれたエリアは同時使用可能な8つのMIDIコントロールで、それぞれに個別のコントロール内容を割当てることが出来ます。中央のイメージと小さな丸は使用装置と、各ボタンやアナログ入力に割り当てたトリガー(実行スイッチ)やソース(値の元)を示します。
この画面では各MIDIコントロールへの機能の割当てとトリガー、ソースへの接続を行います。
以下、メインウィンドウの各部を説明します。
使用中のセッティング名は、左側の丸をクリックして変更可能です。
使用するセッティングを選択します。選択済みのセッティングを再び選択するとセッティングを初期化することが出来ます。
画面のサイズを変更します。最も小さい状態ではLiveSticksによる他のソフトウェアへの負担が軽減されます。
装置の操作の割当てを変更します。クリックすると設定画面
が現れますので、一番上に現れる接続機器のうち使用するものを選択し、各ボタン、アナログコントロール、またはキーボードを操作した際に反応するリスト内の割当てをダブルクリックし、左下リストに現れるアクションのうち適切なものを割り当てて下さい。例えばL1ボタンをおした時ボタン6が反応するのであれば、ボタン6の表記をダブルクリックし、左側に現れるメニューでL1
buttonを割り当てます。
一つのデバイスセットアップに対して1つの割当てが自動的に保存され、次のソフト起動後にもそのまま使用することが出来ます。
Mouseについてボタンの割当てが出来るようになっていますが、LiveSticksでの使用には適していませんので割当てを行わないことをお勧めします。
接続装置によるセッティング選択機能を使うか選択します。例えばDUALSHOCKを使用する場合、セレクトボタン+他のボタンでセッティングを一つ前、一つ後、任意のセッティングの直接選択が出来るようになっています。デバイスセットアップのエディタでこの設定をカスタマイズすることが可能となっています。各エディタについてはそれらに付属のマニュアルを参照ください。
MIDIコントロールの値を表示する下の画面
を呼び出します。メニューより表示対象を選び、チェックボックスをチェックすると値を示すボールが現れます。Fix[..]を選ぶとY軸を固定出来ます。左下のチェックボックスで軸の反転も可能です。
ソフトの負荷を軽減したい場合は、このウィンドウを閉じておくことをお勧めします。
MIDIコントロール
MIDIコントロールには以下の種類があり、最初にOffと表示されているエリアをクリックして出てくるメニューで選択します。
(1) Off : 未使用
(2) ControlChange :
コントロールチェンジデータを送信します。音量、エフェクト量、音の左右位置(pan)等がコントロール出来ます。
(3) Pitch:ピッチベンドデータ(音の高さの変動)を送信します。
(4)
Velocity:音階演奏のベロシティ(大半の楽器では基本の音量として使用)をコントロールします。
(5) Trill:同じ音階を連続して鳴らす効果を与えます。
(6)
Note(Axis):アナログの各軸やスティックの傾きを音階に換え演奏します。
(7) Note(Rotate):スティックを倒した方向を音階に換え演奏します。
(8) Note(Button):ボタンに音階を割当て演奏します。
各MIDIコントロールの詳細設定はEditボタンを押して出てくる設定画面で可能です。詳細は後述の画面説明を御覧ください。
各MIDIコントロールには4つの端末があり,コントロール内容が必要とするトリガー/ソースの接続に使用します。必要が無い場合は接続を行う必要は有りません。
Value:アナログ値を入力。緑のソースと繋げて下さい。
Trigger:各オペレーションをOn/Offする赤のトリガーと繋げて下さい。
Oct
up:音階演奏のオクターブを上げるために使用。赤のトリガーと繋げて下さい。
Oct
down:音階演奏のオクターブを下げるために使用。赤のトリガーと繋げて下さい。
'ControlChange'でのOct up/Oct
downには特殊な用法が有ります。後述の画面説明を参照ください。
最初にMIDIコントロールの端末をクリックし、点滅が始まったら接続先のソース/トリガーをクリックすることでその間に線が引かれ接続されます。接続を切る場合はMIDIコントロールの端末を再びクリックして下さい。
各MIDIコントロールは、コントロール内容選択メニューやEditボタン以外の部分をクリックすることで選択状態になります。選択状態では色が変わり、関連する接続のみが太く表示され他は見えなくなります。MIDIコントロール以外のエリアをクリックすることで選択状態は解け、全ての接続が表示されます。
各MIDIコントロールについて、選択した状態でのコピー、ペーストが可能です。「全てを選択」によりセッティング全体を他のセッティングに複写することが出来ます。その場合もコピー先で一旦「全てを選択」を行った後ペーストして下さい。
MIDIコントロール設定画面
・Note(Axis)設定画面
まず、他の設定画面との共通点が最も多いNote(Axis)について説明します。以下の説明で共通点は省略しますので、最初に必ずこの説明に目を通して下さい。
・クローズボックス
右上のバツ印が書かれている四角で設定画面を閉じます。使用する必要がない設定画面を閉じることでLiveSticksやその他のソフトの動作への影響を軽減出来ます。
・output
MIDIデータを送信する対象出力を選ぶことが出来ます。複数の出力に同様のコントロールを行いたい場合はMIDIコントロールごとコピーし、この部分のみ変えることで可能です。
・channel
MIDIデータを送信するチャンネルを選択出来ます。
・bank MSB, bank LSB, program
MIDI音源では楽器の音色を変更することが可能です。基本的にはプログラム番号(program)を変更しますが、0-127(または1-128)の値しかとれず、より多くの楽器を必要な場合バンクを変えて対応しています。このバンクの指定がbank
MSB,bank LSBの項目で可能です。プログラムを送信しない場合は全てを「- -
-」の表示に切り替えて下さい。プログラムのみ、またはプログラムとMSB,LSBのうちいずれかのみを送信する場合は使用しないバンク項目を「-
- -
」にして他に数値を割り当てて下さい。バンク指定だけを送信することは出来ません。バンク設定とプログラム番号については各音源のマニュアルに記載されています。
・mode
MIDI音源のモードを選択出来ます。実際の装置のモードが変更されるのではなく、そのモード上でのパッチネームをprogramに表示するために使用されます。
・bankボタン,GM groupボタン
それぞれバンクとGeneral
MIDIでの楽器グループを元に種類わけしてプログラムを表示するウィンドウを開き、その中で使用したいmode,bank,programを選択することが出来ます。この機能を使う場合は、MIDIメニューのパッチネーム設定でMIDI出力にパッチネームのファイルが割り当てられていなければなりません。
バンク基準のプログラム選択ウィンドウ
・trigger mode
各MIDIコントロールのデータ送信やオクターブ変更のためのトリガーを受けるモードを決定します。sendが送信用、octaveがオクターブ変更用です。
ON:トリガー状態に関わらず常に送信します。MIDIコントロールが音階演奏(Note(xx))の場合は常に音が出ることになります。トリガーを接続する必要はありません。
push:トリガーが押されている状態のみ送信が行われ、押されていない状態では送信が停止します。
toggle:トリガーを押す度に送信開始,送信停止を繰り返します。初期状態で送信停止です。
・trigger(analog)
MIDIコントロール送信用トリガーとして、アナログ入力を使用することが出来ます。この場合、値がthreshold(しきい値)の設定値以上の場合(例えば90という値であればアナログ値が90%以上の場合)にトリガーを押したことになります。Note(Rotate)で特に有用です。
・top,bottom
MIDIコントロールの上下限度を設定します。topが後述のminでの値、bottomが後述のmaxでの値となります。topとbottomは同じ値でも、またどちらが大きくても良く、値を固定する場合は同じ値に、またコントロール結果を左右、また上下で逆にする場合はtop,bottomを入れ替えた値にすることで可能です。
・default
MIDIコントロールのデフォルト(初期)の値を決めます。後に説明するvalue
modeがrelativeの場合にはこの値がまず送信されてから相対的に値が変化させることが出来ます。また、コントロールチェンジ、ピッチについてはセッティングが読込まれた際に必ずdefault値を送信します。そのため特定のコントロールチェンジデータを一度だけ送信する為にダミーの'ControlChange'を設けるという使い方も出来ます。
・min,max (source range)
装置が出力しうる値を0 -
100%として、どの範囲の値を該当MIDIコントロールで使用するかを決定します。例えばアナログスティックではスプリングにより値が50%付近に戻るようになっていますが、左右にスティックを倒す際の右側のみで値を変化させたい場合は,min50,max100と設定すれば可能です。min,maxの値は必ずmin=<maxの関係となりますので、コントロール結果を逆転する場合は前述のtop,bottomを使用してください。
・Send min/max data for outside
min,maxで指定した範囲外でMIDIコントロールを行うか否かを設定します。例えば先のスティックの例で左にスティックを倒している場合にも一定値(minでの値)の送信をしたい場合、チェックボックスをチェックしておきます。チェックされていない場合MIDIコントロールデータは送信されません。
・value mode
本ソフトではスティックによる演奏、コントロールを考えています。スティックでは操作していない場合に値が必ず50%付近までに戻ってしまい、例えば80%での値を保持する等が容易でない場合があります。この場合のために、スティックを倒した方向と倒した角度により送信値が相対的に移動し、スティックを倒していない50%の状態では移動量を0にして値を保持するモード(relative)を設けました。また、具体的に倒している方向、角度がそのままコントロール値となる(absolute)モードも有りますので目的に応じて使い分けて下さい。
・play from center
スティック使用時の中央の遊びを決定します。スティックが立った状態から両側に45%までの遊びを設定出来、その範囲においては傾きは検知されません。スティックから手を放した状態でも完全に50%に戻らず、relativeモードで値が停止しない場合が有りますが、この場合には遊びの値を設定することが有効です。
・note mode
音階演奏には複数のモードが有ります。
(1)single
送信ONとなった瞬間のアナログ値で音階を決定し、送信OFFになるまで音階を変えません。
(2)slur(スラー)
アナログ値に対して音階をつけた演奏を行います。アナログ値の変化で対応する音階が変わっても、送信ONの状態ではピッチベンドを利用したなめらかな音階変化となります。弦楽器、シンセ等の大きな減衰のない音色で特に有効に使えます。
(3)separate
slur同様に音階を決定しますが、音階が変化する度に各音を出力し直します。アタック(各音の頭の特徴的な部分)が演奏し直されることで音階変化が明確になりますが滑らかさに欠ける場合もあります。ピッチベンドは使用していません。
(4)smooth
アナログ値に対して音の高さを滑らかに変化させます。slurと違い音階を固定しませんので、音階による演奏での難度は高くなりますが逆に自由度は高く、また効果音としての使用にも適しています。ピッチベンドを使用しています。
(5)multi
Note(Button)専用で、複数のボタン入力により複数の音を同時に出します。同じチャンネルに出力するという理由から、それぞれの音に対して別個のピッチベンドコントロールは行っていません。
音階演奏の種類により使用可能なモードは異なります。
Note(Axis)ではsingle,slur,separate,smoothに対応しています。
・pitchbend sensitivity
MIDIコントロールで使用するピッチベンド(音の高さのコントロール)の範囲を設定します。値は半音単位で、例えば値が12の場合基準の音より12半音(1オクターブ)低い音から12半音高い音までの範囲をコントロール出来ます。MIDIコントロールが「Pitch」の場合、コントロール値(top,bottom内)の0が基準値、-64,+63はそれぞれ最も低い音と最も高い音へのピッチベンドを示しています。
また、音階演奏(Note(xx))におけるPitchbend
sensitivityはslur,smoothまたボタン演奏でのピッチ調整(tune)で使用するためのものです。設定したピッチベンド範囲で賄うことが出来るピッチの調整はピッチベンドで行い、それ以上のピッチ変化は一旦音階を鳴らし直すことで対応しています。従って範囲が大きい程鳴らし直しの無い演奏が可能になりますが、音源によって使用限度が有ります(例えばGMでは24が限度)ので、それを超えない値の設定が必要になります。逆に演奏効果としてあえて鳴らし直しを多くするため小さい値を設定することも有効です。
設定値に対し、General MIDIにおけるRPN(Registered Parameter
Number)として設けられたPitchbend範囲設定コマンドがMIDI機器に送信されます。RPNに対応したMIDI機器では自動的に範囲が切り替わり、音源のピッチベンド範囲が設定値に一致しますが、QuickTime音源を含むRPN非対応の音源では何らかの方法で設定値と音源でのピッチベンド範囲を合わせてやる必要が有ります。
但し、あえて音源でのピッチベンド範囲とソフトの設定値とを違う値にすることで、効果音として有効な複雑なピッチの変化が得られる場合が有ります。RPNを受信する音源の場合は音階演奏のMIDIコントロールより数字が大きいMIDIコントロールにダミーのPitchを割当てて同じ音源、チャンネルに異なるPitchbend
sensitivityを設定することで可能です。
・velocity
音階演奏(Note(xx))においてデフォルトのベロシティを決定します。一般的な音源ではベロシティは基本の音量として使用されます。外部の「velocity」コントロールにより操作されない場合はvelocityの設定値が使用されます。
Note(Rotate)設定画面
スティックの回転により音階演奏を行う場合に使用します。note
modeとしてslur,smooth, separateが使用可能です。
・音階設定(左上の大小の円)
スティックを倒した際の方向でどの音階を鳴らすかを決定します。C,C#,....,B等の記号は音階を示します。赤い小円は基本の音階で、startというメニューで高さ選択することが出来ます。他の青い小円の音階はこれを基本として1オクターブ分自動的に決定されます。並び方はreverseチェックボックスで逆にすることが出来、また各小円をクリックしスライダーを動かすことで角度を変更することが出来ます。基本の小円を動かすと全ての小円が相対的に移動します。
スティックの方向は、そのスティックに割り当てられた2つのアナログ値を元にしています。下の表示はスティックから値とトリガーを得るためのものです。方向は一番上のソースから得て下さい。トリガーは何を使用しても構いませんが、上から二番目の傾きによるトリガーを使用すればスティックを傾けることで音階を鳴らすことが出来ます。
スティック対応のソース,トリガー
・Major,Minor,12,Half
それぞれのボタンに独特の音階配置が割り当ててあり、押すと音階が設定されます。
Note(Button)設定画面
ボタンを押すことにより音階演奏を行う場合に使用します。note
modeとしてslur,separate,multiが使用可能です。フレーズ演奏、打楽器演奏に対して各モードを使い分けて下さい。
・左上キーアサイン設定画面
各ボタンに音階を割り当てます。また、押している間音階をシフトする(Sft
xx)、一度押すと転調する(Trn xx)割当ても出来ます。
割当ての欄をクリックすると下の設定ウィンドウが出ますので、割り当てたい内容を右でチェックし、左のリストから音階、数値を選んで下さい。
・note/GM Drum/nameチェック
割当て欄の表示を音階/General
MIDIにおけるドラムキット/パッチネームの表示に切り替えます。パッチネームはoutputのMIDI出力に対してパッチネームを割り当てている場合のみ表示可能です。MIDIメニューのパッチネーム設定で割り当てが可能です。
このチェックでは音源の音階/ドラムキットのモードは切り替わりません。GM音源では一般的にch
10がデフォルトでドラム専用になっていますので、ドラムキットを使用する場合はchannelで10を選択するのが簡単な方法です。
・tune
1オクターブの各音階に対して音の高さを調整します。単位は1/100半音です。
調整したい音階を選択した後、スライダーで値を調整して下さい。
note
modeがmultiの場合、複数の音階が同時に発生するのでtuneが無効になっています。
ControlChange設定画面
コントロールチェンジを送信するための設定を行います。
・control change
コントロールチェンジの内容を決めます。左から番号の16進数表記、10進数表記、GM音源でのコントロールチェンジ内容です。GM音源でのコントロールチェンジ内容はGM非対応音源では有効でない場合があります。
・オクターブ用トリガーによるコントロール
valueの接続をしていない場合に、oct up/oct
downのトリガーによってそれぞれtop,bottomの値を送信出来ます。それらのトリガーを押さない場合はdefaultの値に戻ります。アナログ値をコントロールすることなく簡単に効果を得たい時に便利です。またデジタルボタンのみの装置でコントロールチェンジの効果を得る場合にも有用です。
Pitch設定画面
ピッチベンドの設定を行います。rangeの表示が-64 -
+63に、中心がCenterになっています。
Velocity設定画面
ベロシティのコントロールに使用します。一般的に0:音量最小、127:音量最大となります。
・destination
コントロールする対象のMIDIコントロールを選択します。
Trill設定画面
音階を連続で送信するTrillの効果を与えます。0が最も間隔が長く、127が最も間隔が短くなります。一旦演奏した音階を他のボタンで再び鳴らすために0を設定して使用することも有効です。一定の値でしか使用しない場合top,bottom,defaultを全てその値にしておくと良いでしょう。
・destination
コントロールする対象のMIDIコントロールを選択します。
・コントロールのリセット
セッティングで使用しているMIDI出力のチャンネルにGeneral MIDIにおける
'Reset
Control'を送信します。該当チャンネルのコントロールチェンジの値が機器の初期値に戻ります。
・パニック(消音)
何らかの原因で音が鳴りっぱなしになった場合に、接続している機器の音を消します。
'all note off'を送信 : General MIDIにおける'all note off'
を送信します。
'all sound off' を送信[Ctrl+L] : General MIDIにおける 'all sound off'
を送信します。これらのコマンドは消音のために使われ、得に'all sound off'は残響を含めた消音が可能な場合がありますが、機種により使用の可、不可、またその効果
が異なる場合があります。
MIDI装置に'note off'を送信 [Ctrl+P] : 使用中のセッティング内のチャンネルの全ての音をノートオフします。殆どのMIDI機器に有効ですが残響が残る場合があります。
全MIDI装置に'note
off'を送信:Windowsに認識されているMIDI出力の全チャンネルの全ての音をノートオフします。
ヘルプメニュー
・ヘルプの表示...
LiveSticksの画面各部についての説明を見たい場合に選択し、表示ウィンドウが表示されたら説明を見たい部分(またはその説明文字の部分)にマウスカーソルを移動して下さい。
・バージョン...
バージョンの表示を行います。
・登録の解除...
ソフトウェアが登録状態でのみ現れます。登録の解除を行うことが出来ます。詳細は3.ソフトウェア登録,登録の解除を御覧下さい。
登録メニュー
・ソフトウェアを登録する...
ソフトウェアが未登録の状態で現れています。ソフトウェアに登録情報を入力し製品版として使用頂く場合に使用します。詳細は3.ソフトウェア登録,登録の解除を御覧下さい。
ソース、トリガエディタ
Analog/triggerのタブを選ぶと現れます。
スティック、方向ボタン等の値を得るソース、ボタンのON/OFFを得るトリガの位置をデザインします。
value,trig,unitのチェックボックスをチェックすると対応するトリガ等のイメージが現れますのでマウスで動かし適切な配置にして下さい。それぞれのイメージにマウスカーソルを合わせると画面上にその説明が現れます。
valueはソース、trigはトリガ、unitはスティックの回転データを得るソースに対応しています。
キーアサインエディタ
Key
assignmentのタブを選ぶと現れます。ボタンによる演奏のための各ボタンの位置をデザインします。keyのチェックボックスをチェックすると対応する設定エリアが現れますのでマウスで位置を移動して配置して下さい。ぞれぞれの設定エリアにマウスカーソルを合わせると画面上にその説明が現れます。
modeオプションボタンにより設定エリアの形を変えることが出来ます。
画像イメージ設定
Open/resize
imageのタブを選ぶと現れます。使用する画面をロードし、またその幅を変更することが出来ます。.bmp,.jpeg,.gifのファイルを読み込むことが出来、読込んだ画像はイメージサイズに自動的にサイズ変更されます。
スティック、方向ボタン設定(Analog/Direction)
ボタン設定(Button)
LiveSticksで使用するアクションの名称と、それをアナログ値、トリガ値、ボタン演奏のアサインのいずれに使用するかを設定します。使用しない部分は既定値のままにしておいて下さい。
セッティング選択(Setting select)
ボタンの組み合わせによってセッティングを一つずつ移動したり、また直接選択したりする機能を設定します。
Buttonのtrigがチェックされているボタンのみが使用出来ます。
Fileメニューの説明
New 新たにデバイスセットアップを作成します。
Open 保存してあるデバイスセットアップを開きます。
Open default 起動時に立ち上がる'default'セットアップを開きます。
Save 作成したデバイスセットアップを保存します。ファイルネームは'Device
name'の 欄の文字となりますので注意して下さい。
Save
default 作成したデバイスセットアップを'default'として保存します。
7.活用のためのアドバイス
・LiveSticksの操作感、演奏効果は接続したゲームコントローラや音源によって大きく異なります。キーボードのみでの使用やパソコン標準内蔵のソフト音源、ピッチベンド幅をMIDIでコントロール出来ない音源等では実力を発揮できません。可能であればゲーム機の専用コントローラまたは同程度の操作感を有するもので外付けのGM音源を演奏してみて下さい。
・パソコン用、ゲーム機用いずれにおいてもLiveSticksでの操作感の低いコントローラが存在します。特に十字ボタンの構造や斜めへの入力の入り易さはコントローラにより大きく異なります。機会があれば多くのコントローラをお試し下さい。LiveSticksの作成時にはDUALSHOCKコントローラを参考にしましたのでお勧め致します。
・複数の入力を同時使用したい場合は、一つの画面内で2つ以上の機器に対する設定が出来るように付属のエディタでデバイスセットアップを作成して下さい。別個のデバイスセットアップを同時に立ち上げることは出来ません。
・note
modeの違いによる演奏効果の差を生かして下さい。得にボタンモードにおけるslurはリード楽器への使用に、multiは打楽器音に適しています。
・Pitchbend
sensitivityの設定を小さくするとsmoothやslurで音階を再演奏する頻度が多くなり、その分なめらかさに欠けますが、逆にこれを演奏効果として使用することも出来ます。
・LiveSticksの出力を同じパソコンで起動中の別のソフトウェアに入力したい場合、フリーウェアとしてインターネットで配付されているMIDIデータ内部ルーティング用のソフトウェアを活用下さい。1.インストール、アンインストールにURLを記載しています。