この章には、お手持ちのRed Hat Linux（Red Hat Linux）システムのブート時あるいはシャットダウン時に何が起こるのかに関する情報が含まれています。
Red Hat Linuxの最もパワフルな側面のひとつは、このオペレーティングシステムの起動、停止のオープンな方式にかかわるものです。このシステムは特定の設定を使って指定されたプログラムをロードし、ユーザーがこれらの設定を変更してブートプロセスを制御することが可能であり、適切かつ組織的なしかたでシャットダウンします。 他のオペレーティングシステムの場合、コンピュータがブートするしかたを制御しようとし、またユーザーがシャットダウンのプロセスをカスタマイズできないようにしていますが、RHLでは、ユーザーはブートとシャットダウンのプロセスのどのステップにも自由にアクセスできます。
ブートやシャットダウンのプロセスを制御する問題とは別に、＆RHLのオープンな性質によって、ユーザーのシステムのスタートアップやシャットダウンに関連するほとんどの問題について、正確な原因を確定することがはるかにたやすくなっています。 このプロセスを理解しておくと、基本的なトラブルシューティングにとってもとても有益です。