トレイコントローラ (RAID コントローラと入出力モジュール) の交換

$DEV_NAME $FRU_NAME が選択されています。

この保守作業の準備として、次のことを行います。

  • 共通ストレージモジュール (CSM) または共通拡張モジュール (CEM) の予約機能を有効にします。

    1. 保守のために CSM/CEM を予約します。

    2. 保守作業の説明 (コントローラの交換) を入力します。

    3. プルダウンメニューから保守作業の見積り所要時間を選択します。

    4. 「予約」ボタンを選択します。

      a) ログインしている他のユーザーには、この保守作業が進行中であることが通知されます。

  • 最新の FRU 資産を生成します。

  • あらゆる ESD 予防対策を講じます。

  • 重要: 入出力モジュール (IOM) の交換の場合、手順 8 〜 13、15 〜 19 は省略できます。IOM には、バッテリはありません。手順 14 は行う必要があります。

    トレイコントローラの交換

    1. 適切なトレイがどれかを確認する場合は、オレンジ色の LED を点灯させてみます。

      a) トレイディスクのオレンジ色の LED を点灯させます。

      b) ディスクドライブの LED 位置の図を表示します。

      注 :ディスクドライブのオレンジ色のすべての LED が一回点滅します。

    2. 必要に応じて、背面カバーを取り除きます。

    3. 背面に回り、障害 LED を見ることによって問題のあるコントローラを確認します。障害が検出されると、オレンジ色 LED が点灯します。

      a) 背面から CSM/CEM を見て、左側がコントローラカード「A」、右側がコントローラカード「B」です。

      b) コントローラカードの位置の図を表示します。

    4. コントローラが取り外してもよい状態であることを確認します。

      a) コントローラカードのステータスは「不良」になっています。

      b) コントローラカードが「不良」でない場合は、サービスプロバイダに連絡してください。

    5. 不良のコントローラから、ホストおよび拡張インタフェースケーブルを抜き取ります。RAID コントローラの場合は、SFP 送受信機も抜き取ります。すべてのケーブルにラベルを付けてから、取り外してください。

    6. コントローラが取り外し可能な状態であることを確認し、コントローラカードの中央にある、2 つの取り外しレバーを固定しているラッチ (黒いバネが付いている) を押し下げます。爪を押し下げながら、レバーハンドルを外側に引き、CSM/CEM からコントローラカードを取り外します。

      a) コントローラカード取り外しの図を表示します。

    7. 梱包から新しいコントローラを取り出します。不良コントローラを返送するため、梱包材はすべて保管してください。新しいコントローラや不良コントローラの取り扱いには注意してください。

    8. 不良のコントローラからバッテリを取り外して、新しいコントローラにそのバッテリを取り付ける準備をします。

    9. 底面が上になるよう、問題のコントローラを裏返しにして、平らな面上に起きます。

    10. コントローラのカバーを固定しているプラスのネジ 6 本 (左右に 3 本ずつ) を取り外します。

      a) ネジの取り外しの図を表示します。

    11. カバーを少し後ろ方向にずらし、持ち上げて、ゆっくりとコントローラから離します。バッテリケーブルがまだコントローラカードに接続されたままであることに注意してください。

      a) カバーの取り外しの図を表示します。

    12. コントローラカードのコネクタからバッテリケーブルを取り外します。

    13. 新しいコントローラのカバーを固定しているプラスのネジ 6 本 (左右に 3 本ずつ) を取り外します。

    14. トレイにコントローラカードを装着する前に、新しいコントローラの MAC アドレスをメモします。MAC アドレスは、カバーの白いラベルに記載されています。この情報は、手順 27 で必要になります。

      a) MAC アドレスのラベルの位置の図を表示します。

    15. カバーを後ろに少しずらし、持ち上げて、取り外します。

    16. コントローラカバーとバッテリを手に持ち、新しいコントローラカードのコネクタにバッテリケーブルを接続して、コントローラカードを元通りに取り付けます。

    17. 6 本のプラスネジを使って、コントローラのカバーを固定します。

    18. 6 本のプラスネジを使って残りのコントローラカバーを不良コントローラに固定し、カードを静電気防止袋に入れます。

    19. ミッドプレーンのコネクタにしっかりと差し込まれるまで新しいコントローラを差し込みます。ピンを曲げないように注意します。

    20. ラッチハンドルを押して、新しいコントローラをコネクタにしっかりと差し込みます。ラッチでハンドルが固定されます。

    21. すべてのホストインタフェースケーブルおよびドライブインタフェースケーブル (SFP 送受信機のケーブルなど) を元通りに接続します。

    22. コントローラが起動プロセスを完了するまでに 60 秒ほど時間がかかります。

      a) すべてのリンク LED が点灯します。

      b) すべての障害 LED が消灯します。

      c) バッテリ充電済み (常時緑色) または充電中 (緑色に点滅) LED が点灯します。

    23. 元のコントローラのバッテリを使用している場合、寿命をリセットする必要はありません。新しいバッテリを取り付けた場合は、リセットする必要があります。

      a) バッテリ寿命をリセットします。

      注意: データが失われる可能性があります。バッテリ寿命が正しく設定されていないと、バッテリ交換の通知が適切な時期に行われず、その場合、データが失われることがあります。バッテリ寿命を誤ってリセットした場合は、サービスプロバイダに連絡してください。

    24. コントローラの「状態」と「ステータス」を確認する

      a) コントローラの「状態」が「使用可能」、「ステータス」が「正常」になります。

    25. 新しいコントローラ用の新しい FRU 資産を作成する必要があります。 新しい FRU 資産を生成します。

    26. 新しいコントローラのリビジョンレベルを調べて、互換性があることを確認する必要があります。リビジョンレベルを確認します。

      a) 「リビジョンチェック」画面のドロップダウンボックスから適切なホストを選択します。

      b) ドロップダウンボックスから適切なマトリックスを選択します。

      c) 「モジュール」ドロップダウンボックスから適切なトレイを選択します。

      d) 電子メールが必要な場合は、適切な電子メールアドレスを入力します。

      e) 「実行」タブをクリックします。

    27. BOOTP サーバー構成を、手順 14 でメモした MAC アドレスに変更します。構成手順の詳細は、使用しているオペレーティングシステムの管理者マニュアルを参照してください。

    28. ボリュームを元のコントローラまたは優先コントローラに戻す必要があります。Sun Web Console に戻り、「Sun StorEdge 6130 Configuration Service」を使用して、ボリュームを再配分します。

    29. CSM/CEM の位置確認に使用するオレンジ色の LED を消灯します。

      a) トレイの LED を消灯します。

    30. CSM/CEM の予約機能を無効にします。

      a) 「予約解除」ボタンを選択します。